なぜそのような方法で野菜を栽培をしているか。それは・・・
1.野菜の味がする おいしい
味覚は人によって違いますから、当園で採れた野菜をすべての方がおいしいと感じるわけではありません。でも、野菜に味があることは確かです。それは当り前のことですが、現在一般に流通している野菜には、あまり味がないものが多いようです。野菜の味がして雑味があまりないので、食べやすく野菜そのものを味わうことができると思います。
2.体にやさしい
そのような栽培方法で出来た野菜は、体に負担が少ないのです。
農薬は虫を殺したり、菌を殺します。化学肥料も有機肥料も必要以上の窒素分や不要物があるかもしれません。これらを吸収して育った野菜は、その中に体に必要でない、あるいは害を及ぼすものを蓄えてしまうかもしれません。野菜を食べて、体によくないものを取りこむことになります。農薬や肥料を使わなくても野菜が育つなら、使わない方がいい。
また、与えられたもので育つのではなく、自ら必要なだけ根を伸ばし生長している野菜ですから、生命力があり、腐敗しにくいのです。
「健康のために野菜を食べましょう」は正しいとは限りません。要はどのような野菜をどのように食べるかです。
3.環境にもやさしい
農薬や肥料を使わないから、土がだんだんきれいになります。そうするとそこを流れる水がきれいになり、空気がきれいになります。土も水も空気もきれいになれば、野菜は虫食いも病気も少なくなり、そこで働く我々も気持ち良く過ごせるのです。
地球温暖化が問題になって、二酸化炭素のことばかり話題になっていますが、窒素過剰の現代農業もその一因になっているそうです。窒素過剰は温暖化だけでなく、土壌や河川・湖沼を汚染します。夏に津久井湖の水がドロドロに見えるアオコの原因の一つにもなっていると思います。